self quarantine pre day1 自主隔離

3月29日付朝日新聞から

翌日、30日より米国がレベル3に

引き上げられると読み取れた。

3月30日JFKを経ち、

翌31日にNRTに着くフライトを

予約していた娘。


欧州からの帰国と同様、

米国からの帰国者である全ての日本人が

CPR検査対象になるものと

私は信じていた。


同じく3月30日付の日本経済新聞では

わかりやすく図解できる記事であったので

なおさらだった。


出典: 2020年3月30日 日本経済新聞18:30 有料会員限定

夕刻になってスーパーに出向いたのでは、

それでなくても品薄状態が続いているため、

購入したいものも手に入らないだろう。


娘を迎えに行く前に立ち寄った

近所のスーパーは、

売り出しでも

ポイント5倍デーでも

ないにもかかわらず、

大盛況。

大急ぎでトランクに

買い込んだ食料品数袋を

積み込みこんだ。


成田空港第一到着ターミナルに

セットしたGPSの

到着予定時刻は、

娘の到着時間から50分後。


多少なりともdelayするだろう、

入国に時間がかかるだろうと

たかを括っていた・・・。


それでも車を飛ばし、

東関東自動車道を出て

第一と第二ターミナルの分岐点に

差し掛かった頃、

電話が鳴った。

娘からである。

「空港内は(ウイルスで)怖いから

バスターミナル8番で待っている」。


娘は、

簡単な記入のみで

成田空港から

いとも簡単に

あっさり出てきたようだった。

SARSの時よりも閑散としている空港。

17年前とすぐ比較してしまう私。

人はまばら・・・。


駐車場から横断歩道を渡り、

遠くに娘を確認しながら、

近くにいた中年男性が

気になった。


片手でスーツケースを引っ張り、

もう片手にはバスの乗車券。


「えっ?

公共機関には乗れないのでは?」


日本への入国者は日本人を含め、

「公共交通機関を利用しない」ことが

成田空港検疫所長より要請されたはず。


「入国した次の日から起算して14日間」と

要請書に記載されているため、

帰国した当日は含まれないとの解釈なのであろうか。

そもそも。要請とは、

個人の良心に委ねられている。


自己意識は

いつ、どこでいかに

育つのだろう。


保菌者の無症状が多いとされる

新型コロナウイルス 。

誰でもが容易にCPR検査が受けられる

体制にはなっていない現状は、

連日のテレビ報道で

国民の皆に周知されていることだろう。


一人ひとりの自覚が

ウイルス蔓延を少しでも抑制させることに

つながるのだ、という意識を

国民に周知させることの困難さ。


どこかの国のように

外出している人を

警官が足蹴りしたり

棍棒で叩いたり

しなければならないのか。

あるいは、

諸外国の多くが実施に踏み切ったように

罰金を課さなければならないのか。


不自由で煩わしい校則から

逃れるために

児童、生徒、学生、一人ひとりが

自覚を持つことで

秩序ある学校という社会を

築いてきた経験を持つ

社会人はいないのか。


先の日本経済新聞の記事には、

「2週間待機やPCR検査はあくまで要請にとどまる。強制力はなく、拒むこともできる。水際対策の効果を高めるには政府要請だけでなく、企業や個人による取り組みが欠かせない」と最後を結んでいる。


ハンドルを握った私は、

フリースでできた膝掛けを足元まで覆い、

左右の窓、全開とはいかなかったが

半分ほど開けて、

時速100キロ程度で

自宅に戻った。


娘と共に自主隔離のスタートである。


#自主待機 #COVID-19 #新型コロナウイルス  






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