ヒトやモノ、環境に優しくオーガニックな生活


日本がバブル経済真っ只中、

醤油のマーケティングをミッションに

ドイツ・フランスに

長らく駐在。

日本でも知名度高い

ミシュラン3つ星シェフが

醤油を認めてくれたことから

自身のタスクは終了したとし

本帰国したという。

駐在中、

素晴らしい

オーガニック・ワインに

出会ったことから、

東京で

オーガニック・ワイン専門店の会社や

NPO法人(既に解散)を立ち上げた

現在62歳の男性。

そんなおじさまが

毎月、オーガニックワイン講座を

開講していると知った。

最近、

「ビオ」「ナチュール」に拘りを

持つ娘に

少しでも

キャッチアップしよう、

と母は、

寒かった昨晩、

全日空インターコンチネンタルホテル近くまで

足を運び、

入門講座を聴講した。

プロジェクターから

映し出された

「オーガニックって何?」。

語られたのは、

「住み続けられる環境を守る」

「健康な生活を守る」

(伝統を守る)

(ゆとりを守る)

であった。

私にとっては

エコな商品や

環境に優しいビジネスを

連想させる

Lifestyle Of Health And Sustainability

である。

オーガニックなライフスタイルとは

「自分で決める」

「自分で探す」

「自分で考える」

「自分で行動する」

と説かれた。

ところで、

2012年、EUで生産されるワインに

「オーガニックワイン」と記載できる

規定が誕生した。

新基準施行により

大手ワインメーカーも

オーガニックワイン作りに

参入し始めた理由は

いたって単純だった。

微量とはいえ、

香料、保存料の添加や

酵素の使用が、

そして、

醸造法においては

目の粗いフィルターの使用や

加熱処理が、

認められるようになったからだ。

ここでもダイバーシティ、

すなわち、

「オーガニックワインの多様化」が

垣間見られる、とばかり

感心してもいられなくなった。

微量とは言いながらも

香り付けがなされ、

保存料、防腐剤が混入している

オーガニックワインの対抗馬として

「自然派ワイン」が

勢力を増してきたのではないだろうか。

化学物質を一切含まないワインが

いわゆる「自然派ワイン」「ビオワイン」

なのではないか。

1時間半に及ぶレクチャーで

2012年EU規定の詳細説明から

私の持つ「オーガニックワイン」のイメージが

覆されてしまった。

私のアタマが

グルグルになっていったのは、

決して、受講中に試飲した

ボバルとシラーのオーガニックワインに

ノックアウトされたからではない。

普段、レクチャー後の質問タイムには

興味を示さない私が、

珍しく堂々と

手をまっすぐ挙げ、

「ナチュールやビオワインは

EU規定の許可する香料や保存料等を使用していないものと

解釈していいですか」と質問。

返ってきた言葉は

「違います」。


それらは、

厳しい基準で作られた

オーガニックワインとは異なり、

法的規制がなく、

明確な定義もなく

民間で定めているに過ぎず

正式な認証制度は

存在しないからだという。


うーむ、

では、

都内で「ヴァンナチュール」「ビオワイン」と

うたったワインは

似非オーガニックなのか?

私が行き着いた結論、

それは、、、、

オーガニックなライフスタイルに則り、

自分で「自分のオーガニックワイン」を

探しあてれば

十分ではないだろうか。

リラックスのために

飲んで楽しむのが

ワインであるから。


さて、さて、さて、、、。

レクチャーを受けた翌日、

オーガニックワイン講座を

受講しようかどうか、

思案中。




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