カクテルで再確認するいろいろ
いくつかの川に囲まれ、
そのなかには
湖や池が多く点在する
ハノイ。
中国語で「河内」と
表記されることからも
日本人なら直ぐに納得。
「高層ビルから
ミントでいっぱいに
満たされた
モヒートに満足しながら
川に落ちていく夕日を
眺めたいね」。
と、数週間前から
お姉さんと思いを馳せ
初日のディナーに選んだのが、
パンパシフィックホテルの
ルーフ・トップ・バー「サミット」。
約束の時間に30分近くも遅れた。
満席ともあろうに、
ベスト・シートを
確保しておいてくれたことに
感謝!
20階から見下ろすのは
川ではなくて湖だと気づいた頃、
ちょうど運ばれてきた
パッションフルーツ・モヒートの
その品のよい色が、
雲に隠れても
確固たる存在感を感じさせる
夕焼けの空の色に
どことなく近いことに気づく。
大気汚染が劣悪の地に
身を置きながらも
素直に自然を享受できる
認識できるハノイは、
かつて駐在したサイゴンと
変わらない。
陽が完全に落ち、
お給仕さんが
テーブルにキャンドルを
置いて回っている。
遠く見下ろすと、
この街、この国を象徴する
バイクと車のネオンが
一枚の絵になっていた。
さあ、おかわりの
カクテルは何にしよう。
この街、この国を象徴する香りを
十分に愉しもう。
迷わず選んだレモングラス・マティーニ。
私が東南アジアに戻ってきたことを、
確認させてくれるのに
時間はかからなかった。
こうして、
お姉さんとふたりの
ハノイ女子旅が
スタートした。
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